成績を上げるためには、”必要性のある問題”をたくさん解かせる

目次

【たくさん問題を解かせる】のが大切

文系の科目を教える時に大事なのは、

理系の科目を教えるのと同じで、

【たくさん問題を解かせる】ことです。

例えば、

・社会の歴史のストーリーが壊滅的に理解できてない。

・国語の説明文が全く頭に入ってこない

など

“文章の理解ができない”場合は、

まるで“母親が赤ちゃんに絵本の読み聞かせをしてあげる”ようなサポートが必要かと思います。

例)

・分からない単語があったら噛み砕いて説明してあげる

・ストーリーをクラスの人間関係に例えて説明してあげる

一方、

その辺りがだいたいクリア出来ている子には、

とにかく【たくさん問題を解かせる】というのが大事です。

問題を解く中で、

「あ、これなんだっけ?」

「ここの繋がり案外分かってなかった」

など気づきがあります。

問題を解き、

暗記不足・理解不足・ド忘れなどを気づかせ

“危機感”を煽ることによって、

知識が確実なものになっていきます。

いくら他人が分かりやすく説明しても

自分で知識を組み立てる作業が無いと、

“適当に映画を見た感(笑)”になってしまいます。

そしてその後は、 

=============================

1.間違えた所をバツつける

2.赤で治す

3.間違えた所だけを解き直す

4.1.〜3.を繰り返し完璧に覚える

=============================

という作業を繰り返すことで、

長期にわたる知識として定着していきます。

(※復習についてはまた別のブログで)

適当にダラダラやってしまわないためには

さて、話を戻します。

【たくさん問題を解かせる】時に、

・ポンッと渡された問題集

・「P.○○〜P.○○やっておいてね」と言われた問題

このような問題は勉強への意識が高くないと、

“適当にダラダラやってる”

生徒の絵が浮かびませんか?(笑)

ぼくも昔、だいたいこういった物は

答え写してました。

意識の高い生徒は別ですが、

こういう問題はやる気が起きず、

いかにも勉強させられている感が出て、

≪やらないor適当にやる≫がオチです。

なのでぼくは、

“必要性のある”【たくさん問題を解かせる】

ことが大事と考えています。

具体的に言うと、

【小テストをやってあげる】

ということがあります。

※先生、講師、

当たり前の人は当たり前にやってることですが。

例えば、上で挙げたようなダラダラな生徒(笑)も、

塾や学校で行われる小テストは

その5〜10分間、真剣に問題を解きますよね。

人は、必要があれば集中をします。

▶︎ただ分かりやすく教える

▶︎ただ問題集をページ指定してやらせる

これだとどうしても、

成績を上げるための施策としては、

一歩踏み込めていないです。

ぼくも大学生の時はとにかく、

“分かりやすく教える”ということに徹していました。

が、それは自己満足だった可能性が高いです(笑)

その後、プロ家庭教師としてやっていくために、

“成績を上げなければならない”

というミッションを考えた時に、

他のプロ家庭教師の先生の所作を見て

【必要性のある問題をたくさん解かせる】に辿り着きました。

(※その先生は異常なほどそれを意識していて、狂気的でした笑)

ぼくの授業でやっている工夫をご紹介します。

≪高校の歴史の教科書≫の本文から、

【小テスト】を作ってあげます。

すると、重箱の隅をつついたような問題にも

対応できるようになります。

※サンプルなので、紹介するものは割とオーソドックスなものにしています。

◾️教科書本文(歴史総合:アメリカの歴史)◾️

 イギリスとの戦争に勝って独立を実現したアメリカでは、フランス・スペイン・メキシコからの割譲や買収によって北アメリカ大陸西部に領土を広げていき、これら地域を対象とする移住定住が進んだ。これらは「西漸運動」と呼ばれるが、それまで住んでいた先住民(インディアン)にとっては追放されることを意味した。実際、政府は先住民強制移住法を制定し、先住民を西へと追いやり、さらには特定の地域(保留地)に隔離した。こうしてアメリカは広大な国内市場をもつことになったが、これらの市場に向けた製品を生産するために、北東部では工業が、中西部や南部では農業が、それぞれ発展した。そして、産業の労働力として、ヨーロッパ諸国から大量の移民が受け入れられた。しかし、アメリカ内部では、黒人奴隷制度にもとづくプランテーション農業(タバコ・綿花)を主要産業とする商部と、白人の自由人による工業を主要産業とする北部とが深く対立していた。南部はアメリカ連合国を結成して独立し、北部(アメリカ合衆国)との内戦に突入した(南北戦争)。戦争は経済力にまさる北部の勝利に終わり、また戦時中には大統領リンカーンが奴隷解放を宜言した。これにより、アメリカ経済、とりわけ工業の発展をさまたげるものはなくなり、第2次産業革命の急速な進展が実現可能となった。

◾️自作小テスト◾️

1. アメリカの独立を実現した戦争は何戦争ですか?

アメリカ独立戦争

2. アメリカがフランスから購入した地域は何と呼ばれますか?

ルイジアナ

3. 西漸運動は誰にとって追放を意味しましたか?

先住民(インディアン)

4. 先住民を強制移住させるために制定された法は何ですか?

先住民強制移住法

5. 先住民が隔離された地域を何と呼びますか?

保留地

6. 北東部で発展した産業は何ですか?

工業

7. 中西部や南部で発展した産業は何ですか?

農業

8. アメリカに大量に移民してきたのは主にどの地域からの人々ですか?

ヨーロッパ諸国

9. 黒人奴隷制度にもとづく農業を何農業と呼びますか?

プランテーション農業

10. 南部の主要産業の一つである農産物は何ですか?

タバコ・綿花

11. アメリカ北部の主要産業は何ですか?

工業

12. アメリカ南部が結成した国は何ですか?

アメリカ連合国

13. アメリカ南部と北部の内戦を何戦争と呼びますか?

南北戦争

14. 南北戦争時の北部の国名は何ですか?

アメリカ合衆国

15. 南北戦争中に奴隷解放を宣言した大統領は誰ですか?

リンカン(エイブラハム・リンカン)

16. 奴隷解放宣言はアメリカのどの産業の発展を促進しましたか?

工業

17. アメリカで第2次産業革命が急速に進展した時期の戦争は何戦争ですか?

南北戦争

18. アメリカの工業発展をさまたげるものがなくなったのはどの戦争の後ですか?

南北戦争

19. アメリカの第2次産業革命が進展した原因の一つは何ですか?

奴隷解放

20. アメリカの国内市場が拡大した理由の一つは何ですか?

西漸運動による領土拡大

—–

こちらは、分かりやすい一例を挙げましたが、

例えば、

“学校のノートをしっかり取って、

先生の話している内容までメモしている子”

であれば、

そのノートを使って

【小テスト】を作ってあげたりもしています。

まとめ

今回は、成績を上げるために、

【必要性のある問題をたくさん解かせる】という

お話をしましたが、

この一手間をかけることで、

生徒さんの心を掴めたりして、

勉強に意欲的になってくれたり、

リズムが掴めたりします。

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ぼくは当たり前に

生徒さんとは仲良くなりますし、

親御さんとも相当仲良くなります。

モチベーションや気持ち、状況なども

察知することをとても大事にしています。

一方、ぼくが指導で大事にしているのは

通り一辺倒な指導ではなく、

その生徒さんの成績を上げるために

“本当に必要なこと”を見抜いて、

毎回アレンジして指導をすること。

同じ生徒さんでも

時期によって、気分によって

やるべき内容は変わってくると思います。

自分も変化して成長して、

生徒さんにも変化して成長してもらう。

これがポリシーです。

授業のご相談だけでなく、

受験のお悩み相談なども随時受け付けております。

お気軽に連絡くださいませ。

takao.katakawa@gmail.com

090-9311-0379

素敵な出会いをお待ちしています。

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