オリジナルな勉強をする理由

自分の生徒に、

「【勉強する理由】ってなんだと思う?」

と聞いてみました。

すると、

「社会人になった時に必要な知識を身につけるため」

と、それっぽい答えが返ってきました。

どこかで聞いたことのある

それっぽい内容だったので(笑)

「いや、社会人になっても国算理社の能力は

使わなくてもやっていけることがほとんどだよ?」

(もちろんフルに使ってる人もいる)

「社会人になった時に今の勉強の知識がどう生きるの?」

など、少し意地悪な質問を返してみました。

案の定、その生徒は回答に詰まり、

「うーん、」とそこで終了してしまいました。

そこで。

ぼくが高校3年生の夏、

「『本気で勉強をしよう』と

心に決めて動き出した時の自分だったら、

どう答えるだろう?」

と思い返してみました。

おそらくその時の自分なら、

「良い大学に入るという成功を勝ち取りたいから」

と答えたと思います。

中身もないし、

論理的な答えになっていない気がするのですが、

とにかく“本気で”思っていました。

ぼくは、

小学校からは基本的には人気者だったし(本当に人気者だったかはみんなに聞いてみないとわからないですね笑)

早くから彼女もいたり、

スポーツも万能だったし、

バンドもやったり

割と絵に描いたような明るい人生でした(笑)

しかし!ただ一つ。

壊滅的に勉強が出来ませんでした(笑)

・英語の問題用紙を見ると恐怖を感じる

・数学の問題用紙を見るとその時点で一つも理解できる内容が無くペンを置いて寝る

・国語の問題用紙を見ると吐き気がする

とにかく

勉強関連のプリントなどを1分と見れない

脳がシャットダウンしてしまう、

勉強アレルギーがひどい生徒でした。

中学から私立に通っていたのですが、

高校に上がる時に内部試験がありました。

その当日、問題用紙を見て

本当に何一つ理解できなかったシーンを

今でも鮮明に覚えています(笑)

どうしようも無いので

鉛筆コロコロでマークシートに回答していました。

私立だったので

全員エスカレーター式に高校に進級のはずが

クラスで2人だけ呼び出され

“あなたは本来自校には入学できない生徒です”

という通達書類が配られました(笑)

(※もう1人は、

推薦の全国大会にも行ってる柔道部の子でした。)

そのあと少し反省したのですが、

それも束の間、

高校でも定期テストなどの点数は最悪。

普通の生徒がどんなに悪くても40点は

取れてるテストで、

6点!とか7点!とか連発。

心の中では、

とても『恥ずかしい』という気持ちを抱えながら、

キャラ的にもみんなの前ではネタにするしか無く、

その壊滅的な答案用紙を教室で

みんなに見せびらかしていた

光景を鮮明に覚えています(笑)

でも、高3のいよいよみんなが

大学受験ムーヴになる時。

『本当にこのままじゃマズイ』というスイッチが入り

(これは本当に神様がくれたお達し・チャンスだと思います。

あと友達もやる時はやるみたいな子たちばっかりだったのでそこの焦りもあったと思います)

『勉強できないダサい自分を変えたい。』

と心から思うようになりました。

それを実現するために、

『偏差値の高い大学に行きたいから勉強する』

ことが自分の中で、

今までの人生の課題を解決する

本気の解決策だったのです。

そんなモチベーションが生まれ始めて、

勉強に打ち込み始め、

毎日塾に行って、何時間も自習室にこもって

勉強していた時に、脳みその半分でしていた妄想が、

・チャラいイケイケサークルに入ってエンジョイしているシーン

・受験終わって偏差値高いところに入ったとドヤ顔で友達に自慢しているシーン

でした。

これを1年半毎日妄想していました(笑)

今考えたらアホ極まりないんですが、

本当に欠かすことなく

このイメージを持って毎日過ごしていました。

「大学は遊びに行く所では無い!」と

よく文系の生徒は言われていますが、

間違いなくその良くない大学生の予備軍でした(笑)

しかしこの時はそれが間違いなく

自分が本気で信じている

【大学に行く、そして勉強をする理由】でした。

さて。

何が言いたいかと言うと、

【勉強をする理由】は

“人それぞれだと思う”ということです。

当たり前のことですが。

綺麗な論理じゃなくてもいい、

どんなに小さいことでもいい、

どんなに意味不明なことでもいい、

ただ“本気で思えているか”

それが大事だと思います。

「環境問題に興味があるから、社会科学系の学部

に入りたくて勉強を頑張っています」

などすごく真面目な感じの理由が、

本気で思えているのであれば

それはとても素晴らしいことだと思います。

医学部志望の方であれば

「昔、大切な人を病気で亡くしてしまい、医療でそういう人を救いたいから勉強を頑張ります」

というような本当に立派なことを

高校生ですでに考えて、

医学部という難関な試験をクリアする人もいます。

そう本気で思えている人は、

勉強の意味を理解し始め、

そして後に合格を手に入れるんだと思います。

ぼくが勉強をし始めたのが

大学受験のタイミングだったので、

他の良い例(笑)を挙げてみましたが、

中には高校受験や早い子だと中学受験で

【勉強をする理由】を見つける人もいるでしょう。

少し話が逸れましたが、

【勉強をする理由】は、

どんな小さいことでもいいと思います。

ぼくの高校生時代のようなアホな理由でもいいし、

上に挙げた立派な理由でもいい、

友達、彼氏彼女がやってるから一緒に勉強する、

なんでもアリだと思います。

とにかく【自分なりの勉強する理由】を見つけて

欲しいと思っています。

それを見つけて頑張りきれた人が

合格という”結果”を手に入れることが出来ます。

そしてそれを達成すれば副産物として、

≪成功体験≫という人生のエンジンのようなものが手に入ります(これはまた別の記事で)

「本気で○○したい!」と思う気持ちが自分も、

周りの人も、そして人生も動かしていきます。

焦る必要はありませんが、出来るだけ早いうちに、

オリジナルな【勉強をする理由】を見つけて欲しいと思います。

そうすると目の前のテストなんて

すぐに結果がグンと変わりますよ!

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