こんにちは!
タカオティーチャー宣伝部です!
「自分の子供が、自分から勉強する子になってくれたら…」
というのは、全国の教育ママの共通の願いではないでしょうか?
実は、
自分からの勉強…つまり能動的に勉強する場合と、
やらされる場合では
学習のパフォーマンスが大きく変わる
ということが脳科学的に証明されています。
今回はなぜ
能動的に勉強した方が
学習のパフォーマンスが高くなるのか
説明していきたいと思います。
内発的動機と外発的動機
能動的に学習する時に働く動機を「内発的動機」
やらされて勉強する時に働く動機を「外発的動機」
といいます。
内発的動機
自分の興味や楽しみから来る動機。
何かを「やりたい」と思うときに働きます。
内発的動機が高い場合、勉強が楽しみや挑戦と感じられ、集中力や創造性が高まりやすくなります。
外発的動機
報酬や罰を避けるために行動する動機。
例えば、テストでいい成績を取るためや、親や教師に怒られないために勉強をするときに働きます。
この場合、勉強が義務感やプレッシャーとなり、パフォーマンスが低下しやすくなります。
内発的動機と外発的動機の成長を比較
外発的動機で学習した場合、初めはかなり良い成績が出ます。
しかし持続するのが難しく、その後はモチベーションは下がっていく一方….
内発的動機で学習した場合は、どんどん火が付いていくイメージです。
一度モチベーションが上がると冷めづらいので継続して学習できます。
受験は長い道のりなので
モチベーションを持続した方が、
成功する確率も圧倒的に高いのです。
内発的動機で学習した時、ドーパミンが出る
快感や報酬に関連する神経回路のことを、「脳の報酬系」といいます。
内発的動機に基づく活動では、
この報酬系が活発になり、ドーパミンが分泌されます。
ドーパミンは「やる気」や「快感」に関連し、
学習の定着やパフォーマンス向上を助けます。
また、ドーパミンが多く分泌されると、
ポジティブな感情と結びつき、
勉強が楽しく感じられ、集中力や記憶力が向上します。
しかし、やらされている場合、報酬系の活動が低下し、ドーパミンの分泌も減少します。
このため、パフォーマンスが低下し、ストレスや疲労感が増すことが多いです。
内発的動機を高めるには”自律性”が大切
自分で決めるとモチベーションが上がる
では、内発的動機を高めるには
どのようなことをしたら良いのでしょうか?
これは「自己決定理論」で提唱されています。
「自己決定理論」とは
簡単に言うと、『自分で決めるとモチベーションが上がる』ということです。
人は、自分で選択し、自分のペースで行動することに対して強い満足感を感じます。
この理論では、自律性、関係性、能力感の3つの基本的な心理的欲求が満たされると、
内発的動機が高まり、結果としてパフォーマンスが向上します。
やらされている場合は自律性が低く、内発的動機が抑制されるため、パフォーマンスが低下しやすくなります。
つまり、
・目標を持つ
・自信が付く
・必要と感じる
など、勉強に対してポジティブな印象を持った時、
ドーパミンが分泌され、
「自走心」を付けた学習に変わっていくのです。
外発的動機で学習をした時、悪影響を及ぼすことも
ドーパミンの分泌とは逆に、
やらされていると感じるとき、
ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌され、
これが長期間続くと脳の認知機能、特に記憶力や判断力に悪影響を及ぼすことがあります。
反対に、能動的に取り組む場合、ストレスが軽減され、
より良いパフォーマンスが期待できます。
内発的動機を付けるのは難しい!?
これらの科学的な仕組みによって、
能動的な勉強の方が、やらされる勉強よりも高いパフォーマンスを引き出しやすいと考えられます。
しかし、
一度でも、何かを自分から成し遂げた経験がある子や
知ることに興味がある子に対しては、
そこまで時間はかからないですが、
・小さい頃から甘やかされて育った子
・親が手取り足取り全てやって育った子
・成し遂げた経験が無い子
・本当に勉強が嫌いな子
に対しては、上記のような内発的動機を付けるのは相当難しいです。
その場合、タカオティーチャーは、
報酬を付けたり、量をこなさせたりする
外発的動機付けから行い、
最終的には内発的動機
つまり
「自走心」を付けた学習ができる子に育てるという手を取ることが必要と考えています。
外発的動機付けがストレスに感じやすいと話しましたが、
全ての子がそうではありません。
逆に「言われたほうがやりやすい」という子もいるので
その子の性格に合わせて授業を日々変えて行っております。
ひとりひとりの個性にフォーカスして
柔軟なカリキュラムを持つタカオティーチャーの授業は、
体験授業・オンライン授業から受けることができます。
もちろん、気軽なご相談・ご質問も受け付けております!
ぜひ、お問い合わせください!
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