ぼくの家庭教師としての強みは、
【難しい話を身近に感じさせてあげる】
ということが一つの強みかと思っています。
理解の『密度』について解説していた時の
エピソードをご紹介します!
【授業エピソード】”密度”について解説
生徒さん詳細
・小6の男の子
・偏差値35くらい
・理系苦手
・理由を0〜100まで説明してあげる必要あり。
『密度』の説明
〜〜以下、セリフ調お読みください(笑)〜〜
まったく同じ大きさの
半径5cmくらいのボールが3つあったとします。
3つはそれぞれ
・水
・鉄
・アルミニウム
で出来ています。
重さがそれぞれ違うのはなんとなく分かるよね。
例えば、この中なら「鉄が一番重そう!」的な。
『同じ大きさなのに、重さがちがう!』
それは、”水、鉄、アルミニウム…”
物質によって重さが変わるからなんだよ。
分かりやすく”鉄”で説明するけど、
“鉄”は同じ大きさで比べた時の重さが
他の2つの物質より重いんだ。
では話を難しくするね(笑)
『密度』というのは、
『ある物質をある大きさで比べた時の重さがどれくらいか』ということ。
例えば”鉄の密度は、7.8g/cm3″
という言い方をするよ。
ちょっとチャレンジして辞書を引いてみよう(笑)
難しい言葉で言い換えると…
『単位体積あたりの質量』
※大きさ→「体積」、重さ→「質量」
念仏のように10回繰り返してみて(笑)
身体に染み付いて100%理解できるようになるから(笑)
『密度』というのは、
『ある物質をある大きさで比べた時の重さがどれくらいか』!!
よく言えました〜(笑)
でね。
物質によって、
重さはもうルール的に決まってて。
例えば水が1なら、
・アルミニウムは2.7倍
・鉄は7.8倍
・銀は10.49倍
金は…もうちょっと重そうだね!
金は色々種類あるから、
話長くなりそうだからやめとくよ(笑)
〜〜セリフ終了〜〜
要約
ここまでですでに、『密度』の話を超えて
高校範囲の『比重』の話に入っています。
小学生ではここまで習わないですが、
分かりやすくイメージさせることができれば
“もう一段階上の考え方を教える”のも
ぼくは全然アリだと思っています。
特に、算数などでよく見られるのが、
高校数学の解き方が理解できていれば、
簡単に感じることができるケース。
高校数学の簡易バージョンや簡易公式を、
しれっと教えてしまっている塾もありますし(笑)
早めに知を深めるのはいいことだと
ぼくは考えています。
後日談
なんで水が1なの?
さて、小6の男の子がこの次の授業の時に、
「なんで水が1なの?」と聞いてきました。
ぼくは科学者では無いので
詳しくは説明できないのですが、
自分の中にある知識として
「これは昔からのルールで決まっているんだよ」
と、その場は答えました。
しかし、これで終わらせるのは失礼と思い、
調べまとめました(笑)
水を基準にして比重を考える理由
1. 「水」は身近な存在であるから
「水」は地球の代名詞と言えるくらい
「水」と地球は切っても切り離せない関係。
「水」は奇跡の物質であり、他の惑星には地球のように豊富に存在しないが、地球上では身近で簡単に手に入る液体として存在している。
「水」は地球上で、生命活動に大事で、この世の生きとし生けるものの生存活動を支えている。
身近にある「水」を基準にすることで、
比重の計算を簡単にしている。
2. 「水」の性質は扱いやすいから
「水」は特定の条件(例えば、4℃)で
非常に安定した性質を持っている。
温度や圧力が一定の条件下であれば
いつでも同じ重さや体積を持つ。
「水」は、非常に純粋な化学物質(H2O)
通常の状態で化学的に安定しており、
水は他の物質と混ざったり変化したりしない。
水は液体なので、
物体を簡単に沈めたり浮かせたりできる。
3.伝統
「水」は、国際的な科学標準としても認められており、そのおかげで世界中の科学者や技術者が
共通の言語で物質の性質を話すことができる。
いわば英語のようなもの。
歴史的に、密度や重さの測定時に、「水」が比重の基準になった。
自分自身も生徒から出された宿題をこなす
色々調べた内容を3つにまとめ、
次の授業でお伝えしました(笑)
難しい部分は眠そうな顔していましたが(笑)
ぼくとしては、
【自分自身も生徒から出された宿題をこなす】
ということを大事にしていて、
そういう姿勢が、信頼関係を生み出すと
自負していますのでこれはこれでOKです(笑)
以上、『密度』に関してのエピソードでした。
これくらいのコミュニケーションがあった上で、
今彼は、
密度(g/cm3)=重さ(g)÷体積(cm3)
の方程式を
しっかり納得し、理解して、利用してくれています。
まとめ
【難しい話を身近に感じさせてあげる】
これに全力を注ぐのがぼくの授業です!
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ぼくは当たり前に
生徒さんとは仲良くなりますし、
親御さんとも相当仲良くなります。
モチベーションや気持ち、状況なども
察知することをとても大事にしています。
一方、ぼくが指導で大事にしているのは
通り一辺倒な指導ではなく、
その生徒さんの成績を上げるために
“本当に必要なこと”を見抜いて、
毎回アレンジして指導をすること。
同じ生徒さんでも
時期によって、気分によって
やるべき内容は変わってくると思います。
自分も変化して成長して、
生徒さんにも変化して成長してもらう。
これがポリシーです。
授業のご相談だけでなく、
受験のお悩み相談なども随時受け付けております。
お気軽に連絡くださいませ。
takao.katakawa@gmail.com
090-9311-0379
素敵な出会いをお待ちしています。
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