こんにちわ。takaoティーチャーです!
みなさん気になる
【上位校に合格する子の特徴】について書きたいと思います。
ぼくもその特徴は一つには絞れませんし、
家庭教師や塾の先生によって見解が分かれるところもあると思いますが
・様子や雰囲気、マインドや精神面
の部分でぼくから見て、
「この子は上位校に合格するレールに乗ったな」
と思う子の特徴を1つご紹介していきたいと思います。
【自分なりの目標を語っている】
受かる子、落ちる子の目標
見に行った学校の中で一番綺麗だったから◯◯中に行きたい!
このセリフ、落ちる可能性高いです(笑)
どんな子でも私立中という、ほとんどの公立中に比べ、綺麗に手入れされている学校に見学に行けば、
「この学校綺麗だな〜いいな〜」と誰でも思います。ちょっと安易です(笑)
ぼくは、慶應に入って将来お金持ちになるんだ。
わたしは、桜蔭に行ってお医者さんになるんだ。
このセリフ、本当に自分の意思で言っていたら受かります(笑)
最初の例と比べて、“より具体的である”ということに気づいて頂ければと思います。
一例として分かりやすい例を書きましたが、
入学後に部活など、やりたいことを具体的に言ってるというケースも当てはまります。
もちろん、こういった話や内容の出所は、
ご家庭での親御さんの話の影響を受けていたり、
鵜呑みにしたりという所かと思うのですが
言わされてる感が無く、
モノにして”自分で言ってる感”がある子は
大抵上位校に合格します。
(実際どんな人生が待ってるか、
そこがどんな学校かも実際は分かってないと思うのに…笑)
ぼくの友人の話
ぼくの友人で、慶應中等部出身の友人がいるのですが、中学受験当時のことを聞いた際に、
「親父に、『ここで頑張ることでお前は慶應卒という肩書が手に入れられるんだぞ』と言われてそれが相当心に刺さって頑張った」と言っていました。
ぼくが小6当時、父親にそんなことを言われても全くピンと来なかったと思います(笑)
「肩書きってなに?」みたいな(笑)
でもその友人は、
親御さんが伝えてきた言葉に深く反応し、
それをモチベーションに小学生ながらに
明確な目標を持ち中学受験を頑張り切れたのだと思います。
自分なりの目標を語れるようになるために、親がすべきこと
それは、
“子供にとって適切な目標を探してあげる”
ということです。
そのため、まず親のエゴは捨てるべきかと思います。
例えば代々お医者さんの家系という家柄であれば、
子供も内心どこかで
「自分も医者にならないといけないんだ」と思っているから、「医学部を目指せ」という親のエゴも通用することがあると思います。
一方ただの、ブランド好きは最悪です。
まるで高級車を買うように、高級な時計を買うように、子供を一流の学校に入れようとする。
それは最悪です。
そういう人に限って情報収集もしなければ、
教育への参加もしません。
子供の今のステータスも理解しないまま
理想ばかり伝えて
子供が混乱するというシーンを何度か見てきました。
このような事例は論外ですが、
・行き過ぎた教育熱
・過度な期待
・親自身の劣等感を子供にカバーしてもらうなど、
そういった親御さんも中々うまくいきません。
子供を一人の人間として尊重し、
その子なりのやりたいことや向いていることがあると理解して、
まるで、同士のような関係で、
目標を設定してあげる。
そういった姿勢が必要です。
また少し厳しい話になりますが、
「この学校は、施設が良いんだよ。」
「この学校は、部活動が盛んみたいだよ。」
「この学校は、進学実績が凄くて将来◯◯大学に行けるかもよ。」
「この学校は、授業が普通の授業じゃなくて面白そうだよ」
いくら”すごく良い説明を子供にできた!”と思っていても、残念ながらこういった話は、全家庭がお子さんに対してしてます(笑)
それで「その学校いいね!行きたい!」
と生徒さんがなった例を見たことがありません。
やはり親御さんが
狙ってなのか、たまたまなのか、溢れ出る想いなのか(笑)その学校に行くべき理由を伝えたり、良い未来を描かせられた時に、
生徒さん本人の心に深く刺さる。
そうすることで、
生徒さんの本当のモチベーションや意思が芽生え、
精神的にググッと成長する。
そして良い中学受験生活の流れが生まれ、
そして志望校に合格という流れができます。
ぼくの生徒の話
以上お伝えしてきた、
受験の大きな目標設定の話からは少し逸れますが、
ぼくが教えている小6の生徒さんで、
何をするにしても覚えが悪い、
成績が伸びない子がいました。
その子にたまたま幼稚園の時の話を聞きました。
年長の頃、クラスで最後まで蝶々結びが出来ず、
クラス全員を待たせてしまっていた。
それで先生もクラスの友達もみんな呆れていた。
など数々の不器用エピソードを聞きました。
たしかに本当に
一つの問題を丁寧に何回も、何十回も教えても
理解できない、同じ間違えをする、
漢字もいつまで経っても覚えない、
算数の計算も大問1の(1)から絶対間違える、
そのレベルの子です。
なので授業中によく、
「ゆっくり焦らずでいいから基礎を丁寧にやろう」
という話をしていました。
が、中々、成果が出ずということで、
悩んでいました。
しかし、ぼくは、
その子がレゴが好きなことに気づきます。
「問題が解けるようになるためには、基礎が大事」
ということを伝えるのにこれを関連させようと考え、
ピラミッドの絵を書いて次のように説明しました。
「算数の問題ってゆーのはね。ピラミッドみたいになってるの。小さいブロックの積み重ねで出来ていて、
すぐに適当に穴が空いていても気にせず、どんどん積み重ねですぐに高さを出すことは出来る。
けどそれだと、スカスカで風が吹いたらすぐ壊れちゃうんだ。
だから一列一列下から小さいブロックを、丁寧に丁寧に置いていく。
そうすると綺麗で丈夫で立派なピラミッドができるよ」
と伝えました。
すると何か感じてくれたのか、それ以降、
算数の問題を雑に解いていたりした時に、
ぼくが指摘しようとすると
「あ、ピラミッドを忘れずに、ピラミッドを忘れずに」と独り言を呟くようになってくれました。
ずっと言い続けていた“基礎を大事にすること”を習得してくれたのです。
この時ぼくは、
「子供って、いくら大人が熱を込めて『基礎が大事だ!』なんて伝えたとしても、きっと綺麗事として聞き流しているんだろうな」
と思いました。
だから、
「子供に刺さる言葉を”適切な表現で”探して伝えていかないといけないのだろう」
と思いました。
もちろんこの話も数ヶ月前だったら、この例を出して話しても伝わらなかったかもしれません。
散々ミスを繰り返し、テストでも結果が出ず、なんとなく自分の実力を把握し始めた(?)タイミングであった可能性もあると思います。
まとめ
かなり話が逸れましたが、
毎日新しいことと出会い、新しいことを知り、色んなことを考えることで精一杯な子供が
将来のことを具体的にイメージし、
目標設定ができるようになるなんていうのは、
非常に稀なことだと思います。
そして大人は油断すると、
自分が物事を考えるスピードが当たり前と思ってしまい、それを要求してしまいます。
だからこそ、一旦目線を子供に合わせて、
多くは語らず
“子供にとって適切な目標を探してあげる”
そして案内してあげてください。
そうすると必ず、
子供自身が、
それを自分の目標として持ってくれるようになり、
いつのまにか
見違えるように勉強するようになったり、
勉強の質が上がったり、
精神的な成長が目に見えるようになると思います。
ぼくは常に、
「家庭教師としての自分の価値は何か?」
ということを考えています。
正直、偏差値60を超えている子供は、
塾で自走できているし、
家庭教師は無くてもやっていけると思います。
しかし偏差値45〜55の
いわゆる”ボリュゾ”と呼ばれる層の子供は、
家庭教師の手腕によって大きく
命運がわかれると思います。
ぼくがやるべきことは、
1.基礎の徹底
2.学習習慣の見直し
3.モチベーションUP
大きく分けてこの3つですが、
必ずこの3つのどこか、もしくは全てに
改善すべき課題が溢れています。
「ケアレスミス無くしなさい!」
「勉強をもっとしなさい!」
「やる気出しなさい!」
これで改善されたら人生苦労しません。
ぼくはしぶとく、時には家庭の問題にも
踏み込みながら
上手くワークさせることを心がけています。
ぼくの持ち前のキャラクターで
生徒さんとは仲良くなりますし、
親御さんとも仲良くなります。
そこは当たり前で、それ以上に、
その生徒さんの成績を上げるために
“本当に必要なこと”を見抜いて、
毎回アレンジして指導をしていきます。
同じ生徒さんでも
時期によって、気分によって
やるべき内容は変わってくると思います。
だから、自分も変化して成長して、
生徒さんにも変化して成長してもらう。
これがポリシーです。
授業のご相談だけでなく、
受験のお悩み相談なども随時受け付けております。
お気軽に連絡くださいませ。
takao.katakawa@gmail.com
090-9311-0379
素敵な出会いをお待ちしています。
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